人的控除・扶養者控除について

納税者自身と配偶者に対しては人的控除が認められます。また税法上認められた子供や両親等の扶養家族に対しては扶養者控除が認められます。これらは日本の扶養者控除に相当し、扶養家族が多いほど控除額合計も増えるようになっています。
1. 納税者控除(基礎控除)
 年度途中に死亡しても人的控除は全額受けられます。
2. 配偶者控除
 夫婦合算申告の場合配偶者控除を受けられます。
 配偶者が年度途中に死亡しても配偶者控除は全額受けられます。
 但し年度末の時点で離婚している場合にはこの配偶者控除は受けられません。
o 通常その場合は独身者として申告することになります。
 尚、夫婦個別申告の場合、納税者は配偶者に所得がなく、配偶者が他の納税者の扶養家族でない場合にのみ配偶者控除を受ける事ができます。
3. 扶養者控除
年度途中に扶養者の死亡や誕生があっても扶養者控除は全額受けられます。
但し適格子女としては次の条件全てを充たさなければなりません。
1) 合算申告条件
扶養家族は源泉徴収の払戻しの目的以外で、夫婦合算申告をすることは出来ない。
• つまり原則として被扶養者は未婚か、既婚者である場合は夫婦合算申告をしていないことを要します。
2) 親族条件
適格子女は納税者の子女、義理の子供、養子、甥、姪、孫又は納税者の兄弟・姉妹、義兄弟、従兄弟・従姉妹等のいずれかであること
3) 年齢条件
19歳未満又は24歳未満のフルタイムの学生、又は年齢に関係なく生涯にわたる身体的精神的障害があること
4) 同居世帯員条件
学業や病気による一時的な不在を除き、一年のうち納税者と半年以上同居していること
5) 扶養テスト
奨学金等を除き自分の生活維持費の半分以上を提供していないこと
又、適格親族としては次の全ての条件を満たす必要があります。
1) 世帯の一員または親族関係
年齢に関係なく一年を通して納税者と同居するか、あるいは三親等以内の親族であること
2) 市民テスト
米国市民又は米国・カナダ・メキシコの居住者であること
3) 総所得テスト
扶養者の年間所得が扶養者控除である$3,950を超えないこと
• 但し年度末に19歳未満である子供、または年度末に24歳未満で年度中5ヶ月以上学生(Full-time Student)であった子供にはこのテストは適用されない。
4) 生活費の援助テスト
扶養家族の年間生活費の50%超を負担していなくてはならない。
• つまり適格子女ではない自分の子供であってもその生活費の50%超をその子どももしくは他の人が負担している場合にはその子供に対する扶養者控除は取れません。
ご両親の面倒をお子様方で見られている場合、単独では50%超の生活費を援助するものがいない場合に複数扶養合意(Multiple Support Agreement)が適用となります。その場合は他の援助者の合意のもと10%超を援助している納税者が扶養者控除を受けることができます。

2014年度の人的控除及び扶養者控除額は一人あたり$3,950($4,000 for 2015)です。但し下記の金額を超える調整後総所得がある方は$2,500(夫婦別申告は$1,250)毎に2%ずつ段階的にゼロまで減額されます。
• 夫婦合算及び寡夫・寡婦申告 $305,050 – $427,550($309,900 – $432,400 for 2015)
• 特定世帯主  $279,650 – $402,150($284,050 – 406,550 for 2015)
• 独身者    $254,200 – $376,700($258,250 – 380,750 for 2015)
• 夫婦個別申告 $152,525 – $213,775($154,900 – 216,200 for 2015)

何かご質問等ございましたら弊社日本人スタッフまでお問い合わせ下さい。

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